「UNDERTALE」はToby Fox氏が開発したインディーゲームです。steam、PS4、PSVITA、Switchなどで遊ぶことができます。本作は熱狂的なファンも多く各所で高い評価を得ているので、未プレイでもタイトルくらいは知っている方が多いのではないでしょうか。
私は発売してしばらく経ってからプレイしたので、前評判というか、どんな感じの作品か知っていたのですが、それでもプレイ中は驚きの連続でした。本作はRPGなのですが、普通のそれとはちょっと違います。フィールドにパズル要素があったり、モンスターとのバトルもただ倒すだけでは無いのです。
もう少し詳しく本作について紹介していこうと思います。
目次
「UNDERTALE」って何をするゲーム?
ネタバレになるので細かく説明することは避けます。
主人公であるニンゲンは、モンスターしかいない地底世界に落ちてしまい、地上へと帰還するために冒険していきます。地底世界には個性豊かなモンスターが生息しており、そのモンスターたちとの触れ合いがメインとなっていきます。
普通のRPGのように、フィールドを歩いているとたまにモンスターとの戦闘になるのですが、生かすか殺すかプレイヤーで選択出来るんです。この選択によって物語の結末がガラッと変わるので、本当に殺しちゃっていいのか?とか考えながらプレイしていくことになります。
画期的な戦闘システム
ターン制の戦闘システムで「たたかう」「こうどう」「アイテム」「みのがす」の4種類のコマンドが選択できます。
注目すべきは「こうどう」「みのがす」です。「こうどう」を選択すると、プレイヤーはモンスターと会話したり、分析することができます。正しい選択を行うと「みのがす」のコマンドの中から「にがす」ことができるんです。
もちろん、「たたかう」で普通にダメージを与えて倒すこともできます。
そして肝心の戦闘方法なのですが、実は弾幕シューティングの側面がかなり強いんです。敵のターンになると小さいウインドウが開き、その中で敵の攻撃を避けていきます。普通のシューティングのような弾が飛んでくるだけでなく、モンスターによってはユニークな攻撃を仕掛けてくるので楽しいです(笑)
凄いのが、こちらが戦闘中に行った「こうどう」によって、弾幕が薄くなったり、攻撃方法が変わってくるんです!モンスターの心理状態がシューティングの戦闘システムのおかげで視覚でき、分かりやすくなっているんですよね。
RPGと弾幕シューティングを組み合わせるとこんなことが出来るのかとかなり驚きました。
BGMが素晴らしい
私が本作をプレイする決め手になったのはBGMです。
私事ですが、BGMが気に入ってゲームをプレイすることが結構ありまして、本作のアンダインのテーマ曲「ぬあああああ!」が初見で凄い気に入ったんですよ。本編でも結構熱い場面で流れるので、プレイ後はさらにこのBGMが好きになりました(笑)
本作のオーケストラコンサートが開かれたこともあるくらいにはBGMが良く出来ていて話題にもなっているので、ゲームをやる前にとりあえず聞いてみるのもアリです。
配慮された難易度
戦闘システムが弾幕シューティングと聞いて苦手に思ってしまう方もいるでしょう。Tobyはとても難易度に気を使っていて、シューティングをやったことのない友人にテストプレイを頼んだそうです。
実際にプレイしてみると確かに慣れが必要ですが、基本的に避けることに集中すればいいので、初心者でも安心してプレイできると思います!普通にクリアするまでなら初心者でも詰むような理不尽な難易度ではないと思いますが、とあるルートの難易度は凄まじいので注意が必要です。
メタ要素が強い
本作はかなり高いレベルでプレイヤーに訴えかける内容が凄まじいものになっています。本当に笑えるものから感動的なものまで、終始ゲームという枠をキャラクターが越えようとしてくるんですよ。
思わずツッコミを入れてしまいたくなること間違いなしです(笑)
人を選ぶゲーム
実際プレイして面白かったですし、高評価も多い本作ですが、合わない人にはとことん合わないゲームだと思います。そもそもメタ要素が強い作品なので、そこが苦手な人は合わないです。ドラクエ的な王道RPGを期待して本作をプレイすると肩透かしを食らうことになるでしょう。
まとめ
16bit風のドット絵なのですが決して安っぽい感じではなく、むしろ作品の世界観と完璧にマッチしていました。私は全エンディングまで見たのですが、それでも本作の物語について分からないことが多いです。プレイ後にあーでもないこーでもないと考察するのもまた楽しいですし、そういったことが出来るゲームは間違いなく良作ですよね。
良くも悪くも心に響くこと間違いなしですので、ぜひともプレイすることをオススメします!