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機動戦士ガンダム エクストリームバーサスフルブーストとは

本作は2012年4月にバンダイ・ナムコゲームスより発売し、アーケードで稼働されていた対戦型のアクションゲームになります。(後に2014年にPlayStation3にて家庭用は発売)
対戦方式2on2のチーム戦形式で、相手を撃墜して戦力ゲージを0にさせることで勝利となります。使用する機体によっては戦力ゲージのコストが大きく違ったりもしますので、一緒にやる人と相談したうえで決めたりします。
チームの決定についてはお店によってチームを固定するか、プレイヤー全員のチームを対戦ごとにシャッフルするかなどの調整がされております。(だいたいのお店では1セットシャッフル、1セットチーム固定といった具合にバランスよく設置されていました)

家庭用ではオンラインモードで階級のポイントが上下する「ランクマッチ」と、気軽に対戦を楽しめる「プレイヤーマッチ」の2種があり、どちらにも「チームホールド」と「チームシャッフル」があります。(ランクマッチはシャッフル、チームのポイントが別)
使用可能な機体は家庭用が発売された2014年の最終アップデート時では「96機体」で、家庭用発売以降に配信された追加機体が30体以上と、前作にあたる「エクストリームバーサス」に登場したモビルスーツを全て続投および性能などの調整を行っており、当時のシリーズでは最大数の使用可能な機体数になっておりました。

『EXVS.FB』のおすすめポイント

総勢100を超えるモビルスーツが参戦しており、どれも個性のある性能をしているので好きな機体で遊ぶもよし、性能で選んでよしといった具合で楽しむ事が出来ます。
家庭用のゲームシステム面は前作と比べるとかなり良い具合に仕上がっており、今でもやり込んでいるプレイヤーがオンラインで数多くおります。
更にアーケード版の最終調整がかなり良好なバランスに仕上がっているのもあり、家庭用初期から数年はオンラインに人がたくさんいるという状態でした。
発売後も数回、当時のアーケード最新作の「マキシブースト」より時期をずらして参戦しており、ちょっとした練習にも使う事が出来ました(マキシブーストのシステムのこともあるので完全再現は出来ませんが)

更には2015年以降の大型アップデート以降はGPを消費して有料DLCの一部ナビを購入する事も可能です。
条件は不明ですが、DLC配信されている機体を「GP」と呼ばれるポイントを消費することで1プレイだけお試しプレイする事も可能なので、追加DLCの機体を買うか悩んでいる時にちょっとしたきっかけになるかもしれません。

アーケードモード(ゲームセンター版の1Pプレイ)も移植+他のプレイヤーやフレンドと一緒にタッグを組んで参戦することも可能で、一人で出来なかったところも協力プレイで攻略も可能になります。
そのほかにも120種類以上ある「フルブーストミッションモード」で個性的なミッションを楽しんだり、オンライン用ミッションをフレンドや全国のプレイヤーと共に挑戦が出来ます。

『EXVS.FB』の残念ポイント

アーケード版の時点では稼働初期から新機体が出るたびに調整がやや尖っている状態で追加される上に既存の一部機体が異常な強さを誇っていたりと調整不足な点が目立っておりましたが、こちらはアップデートを繰り返し最終的には殆ど良好な状態になっております。(とはいえ、かなり強い機体もそれなりにいます)
家庭用初期ではアーケードの最終調整の状態でかなりバランスが良い状態ではありましたが、2015年ごろの追加DLCにより大きくバランスが崩壊してしまっております。
一部の機体は若干の修正は入ったものの、今現在も環境のトップクラスに位置しており、ガチの対戦では常にこれらの機体がいるといっても過言ではないです。

中古対策のためか、ゲームソフトには「EXVS.FBオンラインパス」というプロダクトコードが封入されており、これを入力していないとオンライン対戦が出来ないという仕様になっております。
一応、中古もしくは別のアカウントでやむなくプレイする人のために1000円程で購入も可能になっておりますが、これはサブアカウントを用いた初心者狩り防止の為かと思いますので、やや仕方ないかとは思います。

2on2のゲームである故、味方に当たるというプレイヤーが多くみられ、リアルファイト(ゲーム内でなく実際の殴り合い等の喧嘩)に発展するというケースが多くみられ、
家庭用では「ゲーム内の通信による煽り」「シャゲダン(左右にプルプル動いて相手を煽る行為)」「PlayStationNetworkのメッセージ機能を用いた暴言メッセージ」など、マナーの悪さが非常に問題視されています。
一応これらについては、2015年の大型アップデート後に通信の設定変更で通信については対策が可能で、PSNのメッセージについてはフレンド外からメッセージを受け取らないようにする設定を行う事で対処は可能です。(シャゲダンに関してはブラックリストを使うなり出会わないよう祈るしかないかもしれません)

まとめ

家庭用発売から5年以上が経過して、かつPS3が生産終了してもなお、一定以上のプレイ人口がいるという事もあり、本作の良作ぶりが伺えます。
前述のDLCで環境が壊れはしたものの、プレイヤーマッチでDLC機体が禁止の部屋があったり、仲間内でローカルルールで遊ぶ人がいたりと、ランクマッチをやらなければある程度は対策は可能なので大きな問題には至ってはいませんが、それでもランクマッチで階級を気にする人には問題になってしまっています。
2014年のゲームである以上、人口の殆どが達人の域に達している熟練プレイヤーばかりですが、17年に発売したPS4用ソフト「ガンダムバーサス」より人も多いしコミュニティもそれなりにあるので、これからやる場合でもそれなりに楽しくやれると思われます。

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