先日、ポケモンの最新作であるポケモンユナイトが発表されました!ポケモンユナイトは、複数のオンラインプレイヤーとポケモンを使ってリアルタイムで協力して戦う、ポケモンシリーズ初のチーム戦略バトルです。本作は株式会社ポケモンとTencent Games(テンセントゲームズ)のTiMi Studiosの共同開発となります。
発表当時は面白そうという肯定的な意見が多かったのですが、時間が経つにつれてネガティブな意見が多くなりました。そこで、今回は何故、こういった否定的な意見が出てしまったのか、その理由を分析してみました。

目次

1.発表タイミングがまずかった

まず、2020年6月17日22時にポケモンプレゼンツがあったわけですが、この時に再度2020年6月25日22時に発表があると延期しました。これにより、ユーザーは過剰な期待を招いてしまったといえそうです。中にはポケモンスナップを2020年6月25日の方で発表した方が良かったんじゃないかという意見があったぐらいです。
やはりポケモンといえば今話題の剣盾もそうですが、ポケモンシリーズであり、それ以外のポケモンをモチーフにしたゲームはどうしても本作よりインパクトが薄くなってしまいます。
そのため、一大プロジェクトとはいえポケモンユナイトはユーザーにとってはそこまで盛り上がる要素がなかったといえます。
したがって、日にちを改めて発表するんだから何かあるんだろうという期待に大きく反してしまった結果として不評が出てしまったのでしょう。

2.ダイヤモンドパールのリメイクという噂が回ってしまったこと

さらに、不運にも追い打ちとしてポケモンのダイヤモンドパールのリメイクが出るんじゃないかという噂が独り歩きしてしまったことです。
ポケモンの初代がリメイクされ、ルビーサファイアがリメイクされたわけで順番的にはダイヤモンドパールです。ポケットモンスターダイヤモンドパールは2006年9月28日に発売され、スイッチでちょうどリメイクされる時期でもあったのであのような噂が出てしまったのでしょう。
それだけ、ダイヤモンドパールには熱いファンが多いということなんですが、今回はそれが逆風になってしまったようです。
勝手にダイヤモンドパールが出るという期待を抱いてしまうのもどうかとは思うのですが、やはり先述した日を改めて発表するということからするとそういう期待をしてしまうのもやむを得ないのかなと思います。

3.ポケモンユナイトのゲーム性に難色があった

ポケモンユナイトはポケモンシリーズ初のチーム戦略バトルですが、その一方でポケモン版LoL、MOBAといわれています。LoLというのはリーグ・オブ・レジェンド、ライアットゲームズが開発した基本プレイ無料のゲームです。MOBAというのはマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナを指します。
これらのゲームの特徴として仲間同士で強力するという点がありますが、やはりチーム戦を意識しているだけあって、どうしても仲間内で揉めやすい特徴があります。例えば、足を引っ張ったことについてプレイヤー同士で非難したり、あるいはわざとチームをわざと敗北させるように動いたり、チーム戦ならではのギスギス感というのはどうしても出てきます。
ポケモンはシリーズとして個人で進めていくゲームです。その中でポケモンを使って色々戦略をたてて自分だけのチームを作ってレート戦でその成果をだすという、個人だからこそ伸び伸びと自由にできる側面がありました。
しかし、その側面に真っ向から反するのがポケモンユナイトであり、今までのファンからすればナナメ上のあまり期待が持てない発表だったと考えられます。
したがって、ポケモンもそっちの方向にいってしまったかぁという落胆の気持ちが出てしまったのが不満が続出した原因だと思います。

4.オンライン関係

この手のチーム対戦はオンラインが要です。オンライン対戦で遅延すると戦いにならなかったりして、不満がたまる原因です。ですが、残念ながら任天堂はオンライン周りがそこまで強くないゲーム会社です。現にあつまれどうぶつの森や大乱闘スマッシュブラザーズではオンライン周りの不満がとても多いです。
そのため、オンラインを主軸としたこの手のゲームを出すことはユーザーとしては対戦中に切断されたり、ラグかったりと不安しかないのが表に出たと考えられます。

まとめ

まとめると、ポケモンユナイトは重大発表するほど期待が持てない内容のゲームだったことが不評の原因だと思います。これが、新作発表のついでにこういうポケモンのゲームも作っていますよという感じであればここまでSNSなどで反響はなかったと考えられます。
最後に、まだポケモンユナイトの開発が決まった段階なのでそう落胆することはないと思います。ポケモンダイヤモンドパールのリメイクで期待した人もいたと思いますが、それと異なったからといってまだ発売されていないゲームを揶揄するのは時期尚早だと思います。
これから、どんどん情報が出てくると思うので、気長に待つことが大事じゃないでしょうか。

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